第90回全国高校ラグビーフットボール大会で30日、常総学院(茨城)と2回戦を戦う 札幌山の手(南北海道)

第90回全国高校ラグビーフットボール大会で30日、常総学院(茨城)と2回戦を戦う
札幌山の手(南北海道)。佐藤幹夫監督(49)は11年連続出場と花園の常連校になった
同校を率いる「ベテラン監督」だが、教員を目指して浪人中は地元の北海道・小樽で
ホタテ漁師として働いた異色の経歴の指導者だ。
高校1年の時、部員不足に悩むラグビー部の「助っ人」として出た試合でトライをあげ、
ラグビーに夢中になった。国士舘大ではフッカーとしてラグビーに打ち込み、卒業後は
学校で指導者を目指した。しかし、大学4年で受けた教員採用試験は「ラグビーに明け暮れ、
ろくに勉強していなかった」(佐藤監督)ため不合格。戻った故郷の小樽で誘われたのが、
地元で養殖が盛んなホタテの漁師の仕事だった。「お前は体格がいいからできる」と、
頼みもしないのに毎朝5時に近所の漁師が迎えに訪れ、港に連れて行かれた。
佐藤監督は「重い網を引くのは大変だった。意外なところでラグビーの経験が生きた」と笑う。
約1カ月後、知人の紹介で高校講師の職を得た。札幌山の手に赴任したのは27歳の時。
同校が女子高から共学になる初年度で、校長に頼み込んで念願のラグビー部を創設した。
体格のいい生徒が入学すると、自宅まで足を運んで入部を勧めた。担当が生徒指導だったため、
行動の荒れた生徒は「ラグビーで立ち直らせよう」と次々に入部させた。厳しい指導の一方で、
親身になって進学先探しにも奔走。創部13年目の00年、ついに初の花園切符をつかんだ。
以来、道内では「敵なし」になるまで同校を強化。佐藤監督は「苦労はしたが運にも恵まれた」と
振り返る。
27日は名護(沖縄)との南北対決を制し、初戦を突破。目標は30日に勝利し、
花園で「年越し」すること。「何とか2回戦の壁を破りたい」と意気込む。
http://sports.yahoo.co.jp/news/20101229-00000015-maip-spo.html
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