住職を指揮官にチーム再建へ 龍谷大ラグビー部

龍谷大ラグビー部頑張って欲しいですね!
ここ数年関西大学リーグの2部に低迷する龍谷大ラグビー部に、異色の経歴を持つ監督が誕生した。元日本代表で僧侶の大内寛文氏(45)。先月26日に行われた就任会見で、同大学OBの大内新監督は「戦う集団に変えていく。何とか1部に上げて、昔のように強いチームを築きたい」と意欲を示した。
 現役時代はフランカー、ナンバー8として活躍。龍谷大で全国大学選手権に出場し、リコーでは主将も務めた。日本代表キャップ数は5。現役引退後は生家である1190年創建とされる長善寺(広島県竹原市)で僧侶となり、現在は住職を務める。
 90年代には毎年のように全国大学選手権に出場していた龍谷大だが、2007年に2部降格。以降は昇格できておらず、昨季も2部で全勝優勝を果たしたが、入れ替え戦で摂南大に14-20と惜敗。3月末で辞任した記虎敏和前監督の後任を探す大学幹部から声をかけられた大内新監督は窮状を見かね、「宗門校である母校を強くするのも僧侶として大切なこと」と京都の地でもう一度勝負する覚悟を決めた。
 現在の部員は73人。新指揮官は「2部の選手は1部の選手と比べてコンタクトが弱い」と分析し、「ボールを速く動かすテンポの速いラグビー」を目指す。さらに、1部や社会人チームと積極的に練習試合を組み、経験を積ませる考えだ。
 僧侶の経験も、指導に生きそうだ。「現役時代なら、プレーのことしか言えなかったが、今は人間形成、教育の面からも指導していきたい」と大内新監督。秋のリーグ戦に向け、”新生”龍谷の挑戦が始まった。

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