ラグビーの関東大学リーグは1日、東京・秩父宮ラグビー場で対抗戦の1試合を行い、
慶大が明大との全勝対決を39-5で制し、5連勝とした。明大は3勝1敗。
慶大は前半13分、相手のキック処理のもたつきを突いてCTB増田が先制トライ。
前半終了間際にはタックルでボールを奪って逆襲し、増田が再びトライを挙げて1
2-0で折り返した。後半はフッカー金子の2トライなど計4トライを加え、明大を
1トライに封じた。
http://www.sanspo.com/rugby/news/091101/rgb0911011719002-n1.htm
関東大学ラグビー対抗戦(明大5‐39慶大、1日、秩父宮)スコアボードの上の旗が
激しくはためく。強風を味方に付けたのは風下の慶大だった。じゃんけんに勝って
あえて風下を選択し、洗練されたキック戦略を生かして全勝対決を制した。
向かい風の中、SO和田は複雑な回転をかけたキックを相手の前に落とす。
楕円(だえん)球は不規則にはねて明大の処理は混乱。味方選手が猛然と
ボールを追い掛けてプレッシャーをかけ続けた。
前半終了間際にはキックを受けて逆襲を仕掛けた相手に、CTB竹本が「狙い通りの
タイミング」でタックル。駆け寄ったWTB三木がボールを奪って左ライン際を疾走し、
CTB増田につないでトライを挙げた。タックルの正確性、キックを追って走る選手の
コース取りなど、緻密(ちみつ)な防御が結実したトライが試合の流れを決定付けた。
絶妙のキックで試合を組み立てた和田は「うちのキック追走は日本一。あれでリズムを
つくった」と笑顔だ。就任3年目の林監督も「この3年間、積み重ねてきた成果」と胸を張る。
2000年以来の対抗戦優勝に向け、慶大が突き進む。
http://www.sanspo.com/rugby/news/091101/rgb0911011921003-n1.htm
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