トップリーグ第11節第1日(21日、ヤマハスタジアム)トヨタ自動車がヤマハ発動機を22-15でしのいで、トップリーグ(TL)でチームワーストとなっていた連敗を5で止めた。4勝7敗の暫定9位として、日本選手権進出の最低条件となる8位以内に入る可能性を残した。敗れたヤマハ発動機は、3連敗で5勝6敗となり、暫定7位。
屈辱を「5」で止めた。社会人王者5度、日本選手権制覇3度を誇るトヨタが、2004年度のTL参入以来ワーストの連敗を7点差で阻止。選手の顔に、安堵(あんど)の笑みが広がった。
「やっと連敗を止められた。選手の体を張ったプレーに感動してます」
朽木泰博監督(40)も1勝の重みをかみしめた。開始6分に先制トライを奪うと、13分には新加入のSOブレットが防御を引きつけて、SH麻田がトライ。後半18分には再びブレットの突破からCTBイェーツがトライを決めて勝利を引き寄せた。
日本代表主将を務めたNO・8菊谷崇(31)は「これからはトーナメントだと思って戦う」と残り2戦の必勝を誓う。負ければ、日本選手権出場をかけてTL5~8位が戦うワイルドカード進出がほぼ絶望となった試合を7点差で乗り越えた執念で、がけっぷちからの日本一を狙う。
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